18日、神奈川県マンション管理士会6月の交流会が開催され、参加をしてきました。今回の議題は下記の通りでした。
- 無料相談会相談員のすすめ
- 全国マンション管理士会合同研修会in横浜大会の紹介
- フリーディスカッション
標準管理規約改定
そして、当日は議題の内容に入る前に、6月7日に発表された「マンション標準管理規約」の改正のポイントが紹介されました。
改正の概要です(国土交通省HPより)。
○組合員名簿・居住者名簿の作成、更新の仕組み
○所在等が判明しない区分所有者への対応
○修繕積立金の変更予定等の見える化
○総会・理事会資料等の管理に関する図書の保管
○EV(電気自動車)用充電設備の設置の推進
○宅配ボックスの設置に係る決議要件の明確化 等
個人的には、宅配ボックスの設置に係る決議要件が、特別決議か普通決議なのか明確な規定が今までなかったのが驚きでした。他には、「置き配」に関して使用細則を策定する際の参考となるポイントも定められたようです。
無料相談会相談員のすすめ
ここでは主にどんな目的で行われているかが話されました。
- 組合関係者の相談事項に対する適切な助言
- 会員管理士の対応能力向上
- 県士会の認知度向上
私のような実務経験に乏しいマンション管理士は、2の「会員管理士の対応能力向上」には非常に興味深いです。
相談員のメリットとしては以下の通りです。
- 能力向上と経験値獲得
- 会話技術の習得
- 将来の業務受託につながる可能性
この無料相談がきっかけで業務受託につながった事例紹介もありました。
運営についてですが、前期・後期と分かれてはいますが、年間約50回(前期後期ともに25回)。相談員も前期後期でそれぞれ25名程度の募集。相談日には相談員2名で対応。そのため受け持ちは一人約2回となる形となります。ただし、開催日時が毎週木曜日の午後。つまり平日なので会社員としては辛い。
次回の相談員募集は10月。来年度(R7年の前期)の募集との事、少し時間があるので考えてみたいとは思います。
全国マンション管理士会合同研修会in横浜大会の紹介
こちらは今年の10月4日に開催されます。今のところ私は有給休暇を使い参加するつもりでおります。前日には前夜祭。そして研修会終了後には懇親会も開催されます。こちらも楽しみです。
当日のプログラムとしては、8つの講演があります(9:15~16:45)。
開催の目的は
- マンション管理士のスキルアップを図るための、全国レベルでの研修制度の実現
- マンション管理士の実務能力等の向上及びマンション管理士としての職業倫理意識の向上
- 開催地のマンション行政施策担当部局関係者との交流を通じて、マンション管理士と地元行政とのマンション管理ネットワークの構築
と、なっております。また詳細については次回の交流会でも話があるものと思われます。
フリーディスカッション
ここでは主に「無料相談員」「横浜市SC交流会」が話題の中心となりました。共通していたのは「知識<実務であること」つまり「知識だけでなく場数が大事だということ」ですね。そして中にはこんな話も聞けました。マンション管理士でも1億円を稼げるんだという話です。
マンション管理士が第三者管理方式で管理者を受託した場合。仮に月額11万円で10管理組合と契約したら、年間1320万円の収入となり1億円も夢ではないとの事。事実月額11万円で10管理組合と契約をしている方が存在するとの話でした。
また、来年の全国マンション管理士会合同研修会についても、少しだけ話がありました。開催地は高松市。日にちは7月8日?(少し自信がありませんが)。そして4月19日に横浜で学会が開催されるようです。
最後に
支部長よりマンション管理士に望まれる、「3つの言葉」をいただきました。実は前回4月にも言われていました。それは
- マンション管理士は士業ではなく「サービス業」であるということ
- どんな能力が必要とされるか、それは「コミュニケーション能力」であること
- マンション管理士としてまず何をすべきか、それは「人脈作り」であること
この3つは決して忘れないよう、ここに記しておきたいと思います。
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