横浜市SC交流会

マンション管理士の活動

2024年6月2日、相談員として初めて参加してきました。私が参加した区では、基本はワイガヤ形式で行うとのことでした。

準備

会場に着くとまずは準備です。机と椅子を配置します。次に参加者のネームプレートをセットします。ネームプレートをセットするということは、当然に誰が参加するのかを把握しておかなければなりません。事前にいただいた参加者名簿を持って来なかったのは失敗しました。

今回新規で参加する方がいらっしゃる場合は、交流会開始前までに我々相談員でネームプレートを手書きで作成をします。

交流会開始

定刻となり開始です。

まずは、私を含め初参加者による自己紹介です。次に座長が簡単に今回(ワイガヤ)の内容を説明し、ワイガヤが始まりました。

今まさに大規模修繕の準備をしているマンションの状況報告や、過去に実施したマンションの事例報告などが話題の中心となりました。

準備中のマンションでは「設計監理方式」の採用を検討しているとのことでしたが、現管理会社からもう一度候補に検討してもらえないか?という打診を受けているとも話していました。しかし、管理組合の提案は「責任施工方式」のだということでした。

そしてここで、過去に実施をしたマンションの内、2つの管理組合からは「責任施工方式」のため工事がずさんだったという事例が報告されました。

また、「設計管理方式や責任施工方式とはどのような違いがあるのでしょうか?」と、参加者から質問もありました。

設計監理方式と責任施工方式

この二つの方式の違いについてですが

  • 設計管理方式:設計と工事を分離して発注をし、設計を依頼した専門家(設計コンサルタント)には工事の段階では工事管理を委託する方式で、工事費の適正化及び工事の質は担保されるが、その分費用が割高となる場合がある。
  • 責任施工方式:設計と工事を分離しないで、一括して一社に委託する方式。そのため修繕工事の厳正なチェックは期待できない。また価格競争がないため知らないうちに費用が割高となる場合がある。

一見すると、設計責任方式の方が工事内容や費用の内訳が明確になる分、メリットが大きく感じますが、設計コンサルタントの中には、管理組合と利益と相反する立場に立つ設計コンサルタントの存在も過去には指摘されており(不適切コンサルタント)、施工会社の選定が公正に行われるよう注意する必要があります。そのため、設計コンサルタント選定する際にはデータ収集をしっかりやることが大事になります。

その他の質問

他に質問があったものは以下の通りです。

タイルの浮きに打診は有効か?→有効

よく施工会社から「タイルの浮き」を問題視されるが先送りにできないのか?→先送りできる場面とできない場面がある。設計コンサルタントに判断を委ね、管理組合では判断をしない方が良い

花壇をつぶして機械式駐車場を造ってもいいか?→緑化義務の問題があるので、横浜市に確認をしたほうがいい

長期修繕計画作成費用はなぜピンキリなのか?→作成方法の違い(システムに工事項目や単価を入力し作成・設計図や仕様書から数量を拾い作成・現地調査をおこない数量を算出し作成・過去の工事実績を反映して作成)や依頼先(管理会社や外部専門家)によって違うため

などなど、あっという間の2時間でした。

次月に向けて

次月は、参加している管理組合の大半を同じ管理会社が管理をしているため、業務内容や管理費の比較。また今回参加した管理組合の中には、この管理会社をリプレイス(切替)したマンションもあり、これらがワイガヤの中心になるようです。

そして次月からは、私が議事録を作成することになりました。今回の忘備録と他の相談員が作成した5月議事録を見比べてみて、議事録作成のヒントを得たいと思います。ちなみにフォーマットは決まっているようで、念のため議事録作成のためのアプリも入手しました。

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