理解すること(勝手な解釈をしない)
マンション管理士と管理業務主任者の国家資格をW受験しようと決めた頃、この時どんな勉強をしていたかというと、書店で過去問題集を購入してひたすら解いて、参考書を購入してひたすら読みました。ただ問題を解く、参考書を読んだだけでは理解度は非常に乏しいものでした。
例えば、区分所有者全員の利害に関係しない一部共用部分を規約で管理する場合、一部共用部分の共有者の1/4を超える者又は議決権の1/4を超える者が反対しないことが条件になりますが、これを3/4以上が賛成をすればいいんだなと、区分所有法の文章を全く理解していない、勝手に自分で解釈するようなレベルでした。内容を理解しない事。勝手な解釈をする。これらは絶対にNGだということを学びました。
オンラインの講義動画でも理解度は深まる
では、どうやって理解度を高めるか?この点を克服するためにどんなことをしたかというと、マンション管理士や管理業務主任者の講義動画みたいなものがどこかにないだろうかと、必死に探しました。そしてこの時にオンラインで勉強が出来ることを初めて知りました。しかし、口コミを見ても正直、どこがいいのか全くわかりませんでした。そこで無料お試し講義を聴いてみることにしたのです。そして内容を聴いてみて、自分が一番わかりやすかった会社に申込をすることにしました。
私にはこの方法がとてもあっていたようで、理解度はとても深まったと思っています。
法改正部分は必ず出題される
法改正は本当に要チェックです。今でも後悔しているのが、配偶者居住権と個人根保証契約の問題です。この時はまだ参考書と過去問で勉強していた時期でした。法改正はほぼ必ず出題されることは理解していました。なぜ、この時もう少し勉強しなかったのか!?今はインターネットで検索すれば色々な事がわかる時代なんです。内縁の妻は配偶者居住権を取得しない。固定資産税は配偶者居住権を取得した配偶者に支払う義務が生じる。法人でない個人が保証人になった場合は、限度額が規制されるなどなど。当時の自己採点で不足していた点数を、この法改正の問題で補えていただけに非常に残念です。この時もあまり正解できていないですね。
今年も法改正の問題は当然にありました。しかし、今回はオンライン講義とは別に、インターネットとユーチューブを活用した結果、ばっちり点数を稼ぐことができました。特にユーチューブを観ていなかったら「所有者不明建物管理命令」「管理不全建物管理命令」の各制度は「区分所有建物」つまりマンションには「適用されない」ということに気がつかなかったかもしれません。
法律・規約・ガイドラインは読み過ぎがちょうどよい
当たり前ですが、区分所有法・標準管理規約・長期修繕計画ガイドラインは何度も何度も読み込まないとダメです。これらはマンション管理士が避けて通ることが出来ない法律であり規約。コメント、そして条文です。試験では笑えるくらい文章がそのままに問題として出題されます。
私がマンション管理士試験に落ち、その一週間後に受験した管理業務主任者試験に合格したとき、その一週間の間に何を勉強したかというと、これらの法律や規約などをひたすら読みました。特に管理業務主任者の試験だったので「長期修繕計画ガイドライン」は注力しました。結果、この関連問題で点数を稼ぐことができました。ただ、この時は自己採点も42点と高得点でした。
今年は標準管理規約では、残念ながら受験中は問題の意味が理解できなくて1問不正解はありましたが概ね満足感は得ています。ここでもユーチューブはありがたかったです。区分所有法と標準管理規約は読み上げて多少内容を解説してくれる動画があったので、フル活用させていただきました。文章をただ読んでいるだけでは眠くなってくるので・・・(笑)
最後に、来年受験を考えている方へ
偉そうなことをいうつもりはありません。しかも皆さんからすれば、当たり前だと思われている方が大半ではないでしょうか。
それでも敢えて、まとめとして言わせてください。
どうせ勉強するなら理解するように心がけましょう。問題を解くとき、間違いを選択する問題なら、逆にどうしたら正しいのかを、考えて答えが導けるようにしましょう。
法改正は必ずチェックして、色々なツールを使って調べてみましょう。
区分所有法・標準管理規約・長期修繕計画ガイドラインは何度も何度も読みましょう。ユーチューブ動画は本当に重宝しますよ。
今回の記事がお役に立てると嬉しいです。それでは、また。
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